コーキング

タイル仕上げの外壁や外壁材同士のつなぎ目部分、窓のサッシと外壁材の隙間を埋めるために使用されているのが「目地材」です。
熱や水分による外壁材の膨張・伸縮、地震発生時の外壁へのダメージを緩和するのが目地材の主な役割。

経年により劣化してしまうと目地材本来の役割が果たされなくなり、外壁にひびや反りが発生しやすくなってしまいます。
また痩せたりひび割れたりしていると、目地部分から水分が侵入し、雨漏りを引き起こす原因になることも。

このように建物にとって欠かすことのできない存在である目地材を充填する工事が「コーキング」です。

施工の際には既存の目地材の完全撤去や、相性を考慮した接着剤の選定、硬化不良を防ぐための適切な撹拌など、品質管理の徹底がポイント。
また外壁の状態を適切に見極め、臨機応変に施工していく対応力も重要です。

■ コーキングの打ち替え手順

①カッターで切りこみを入れる
コーキング材の両面に切りこみを入れ、サイディングとの縁を切り離します。

②既存のシーリング材の撤去
小口部にも残らないよう、コーキング材を剥がした後に再度カッターでよく削り落とします。

③マスキングテープによる養生
目地周辺のサイディングが汚れないよう、マスキングテープを貼って養生を行います。
テープによれや浮きがある状態だと仕上がりが汚くなってしまうため、慎重な作業が必要です。

④プライマーの塗布
プライマーは、コーキング材と外壁材の縁切れを防ぐ、接着剤の働きをします。
この工程を省くと、施工後すぐにコーキング材の剥離やひび割れが起こってしまうため、欠かせない工程です。

⑤バックアップ材の挿入、またはボンドブレーカーの貼り付け
パックアップ材は目地の深さを調節したり、コーキング材を目地底で支えるもの。
一方ボンドブレーカーは、目地底にコーキング材が付着してしまうのを防ぐ特殊テープのことです。
現場の状況に合わせ、最適な工法を選びます。

⑥コーキング材の充填
専用の用具を使用して、目地にコーキング材を充填します。
気泡が入ったり隙間ができるのを防ぐため、充填後は両側のサイディングにしっかり圧着するようヘラで抑え込みます。

⑦完成
養生用のマスキングテープを剥がして、工事完了です。

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